• 弁護士渡邊涼平

弁護士に相談する際に準備していただきたいもの

1.時間切れを避けるために,事案の時系列メモを作成していきましょう。

弁護士への相談は,多くの場合,1回あたり30分~1時間です。特に,弁護士会や法テラス,行政機関が実施している無料相談の場合,1回あたり30分であることがほとんどです。


法律相談にいらっしゃる方の多くは,ご自身が経験されたこと,被害に遭ったことを事細かに弁護士に伝えようと,ご自身のお話に長い時間を使いがちです。稀にですが,相談機関の職員が時間切れであることを伝えに来るまで話続けてしまい,弁護士のアドバイスには1~2分しか時間が取れない,なんてこともあります。


このようなことを避けるために,弁護士にご相談される際には,事案の時系列メモを作成し,持参していただくとよいでしょう。


例えば,離婚のご相談であれば,①結婚した日,②子供が生まれた日,③離婚を考えるに至った事情が発生した日(不貞発覚の日や,DVが行われた日等),④離婚の申し入れをした日,⑤別居を開始した日,等を時系列で並べていただき,その間に離婚に関する事情(イベント)があれば追加で情報を書き込んでいただくと,ご相談の際に役立ちます。


また,何らかの契約をしたけれども事情があって解約したい(解約したけどお金が返ってこない)といった場合にも,①その契約に関する勧誘を受けた日,②契約するまでに担当者と会った日,③契約した日,④説明された事情と異なる事情が判明した日,⑤解約を通知した日,等を時系列で並べていただき,担当者の発言内容等を捕捉した情報を書き込んでいただくと,ご相談の際に役立ちます。


2.可能な限り正確なアドバイスを得るために,関係書類は持参しましょう。

多くのご相談において,ご相談の時点で,相手方と既にある程度書類のやり取りや契約書の作成等を行っており,それらの書類の中身が法的なアドバイスをするにあたって重要であることが少なくありません。


書類が作成されている事案については,ご本人の思いや憶測(主観的情報)を含んだ言葉で語っていただくよりも,その書類そのものを見せていただいた方が法的なアドバイスをしやすくなります。


反対に,書類を作成しているのにその書類を持参していただけないと,正確なアドバイスは不可能です。書類に書かれた内容の有効性,法的意味,効果を検討しなければ,その後の相手方の行動や紛争の行方(訴訟になるのか,訴訟せずに解決できるのか等)について,予測することができません。


弁護士に相談をする際には,関係書類を必ず持参するようにしましょう。


ただし…

時系列表や関係書類といっても,膨大な量を持ち込まれても30分で読み切ることはできません。


離婚に至る事情や契約に至る事情について,出会いから細かなケンカまで,お話になりたいことが沢山あるように,書き込みたいことも沢山あるとは思いますが,30分の法律相談に臨むにあたっては,紛争と直接関連する事情に絞って時系列表を作成してもらえればと思います(弁護士に依頼した後であれば,より詳細な情報が交渉や訴訟に役立つ場合がありますので,依頼後に提供してくださればと思います。)。


なお,「30分で読み切れないのであれば,事前に送るので読んでおいてもらいたい!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。


しかし,弁護士の相談料は,「その相談時間のみ」について設定されているものであり,相談までの資料の読み込み時間は含まれていません。相談前に資料の読み込みを要するのであれば,その読み込みに要する時間についても費用を頂かなければなりません。そのため,通常の法律相談に関しては,ご相談前に資料をお送りになっても,事前にそれらをすべて読み込むことはありませんので,ご了承ください。


もっとも

顧問契約を締結されている法人・個人の方のご相談については,顧問契約に基づくサービスの範囲内として,ご相談前に資料をいただき,事前調査を行います(相談料もかかりません。)。


定期的に資料の読み込みを要するような法律相談が予想される法人・個人の方については,顧問契約を締結されることをお勧めします。


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仙台市青葉区片平一丁目1番11号 

カタヒラビル4階

 

※晩翠通りの南の突き当たりの角です。

 

電話番号

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月曜日~金曜日(祝祭日を除きます)

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ご相談対応時間(事前予約制)

〇の時間:相談料30分5,000円+税

△の時間:相談料30分6,000円+税

※ 震災法律相談援助を利用できる場合,○の時間については合計1時間30分まで相談料無料。

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